産後ダイエットは、出産直後にお母さんがまず考えることのひとつです。
ほとんどのお母さんが一般的な許容範囲である8キロ以上の体重増加があったり、許容範囲内であったとしても妊娠前の体型から大きく崩れているからです。

産後ダイエットでは、妊娠中に運動不足により衰えてしまった筋肉を回復させ、落ちてしまった基礎代謝を戻すことが重要です。

産後ダイエットは、ダイエットでありがちなカロリーを抑えることで痩せる方法は逆効果で、基礎代謝をさらに低下させて痩せにくい身体になりがちなのです。

産後に失われがちなカルシウムなどの補給も考えて、栄養バランスを考えた食事をきちんと摂取して、ストレッチ運動などの簡単なエクササイズからスタートし、衰えた筋力や筋肉を回復させることを優先に考えましょう。

産後ダイエットのコツとしては、低下した基礎代謝を回復させることが大切ですが、それ以外でも注目すべきは骨盤のゆるみです。

産後は一時的に骨盤が開いた状態になり、放置しておくと、骨盤を痛め、開いた骨盤に内臓が入り込み、下腹が出たりお尻が大きくなってしまいます。

ダイエットは体重を減らすだけではなく体型も重要です。
産後すぐに運動をスタートするのは、身体を痛めてしまいますので、体力が回復してから簡単なエクササイズをスタートし、腹筋や背筋を鍛えるような運動や、骨盤の歪みを矯正するような整体エクササイズも加えていきましょう。

産後ダイエット用に開発されたサポーターやコルセットなどで弱った腹筋や背筋をサポートするのも、体型を早く戻すには有効です。

妊婦ダイエットは、妊娠中の女性のためのダイエット方法です。

運動不足で筋肉が落ちて基礎代謝が減るために太りやすくなったり、ホルモンバランスの崩れや心身を襲う大きな変化によるストレスのために体重が増加しやすい妊婦さんにとって、妊婦ダイエットは必要なダイエットです。

妊婦ダイエットにおすすめなのは、
・マタニティヨガ
・マタニティ水泳
・マタニティビクス
などの有酸素運動の妊婦バージョンです。

妊婦ダイエットは、産後のプロポーションを考えて無理に栄養素を制限したり過度な運動をすることなく、赤ちゃんのことを考えて、健康を保つとことを第一に考えましょうね。

妊婦ダイエットの注意点としては、ダイエットを第一に考えると、つい食事制限に頼りがちですが、最近では、妊婦ダイエットに関する気になる報告がされ、マタニティ業界に衝撃を与えました。

2005年に出された京都大学の教授の報告によると、妊娠中に母親が摂取する栄養が不足した場合、生まれてきた子供は生後すぐは体が小さい、しかし成長するにつれて肥満になりやすい傾向があるそうです。妊婦ダイエットも、やり方を間違えると大変なことになります。

妊婦ダイエットは、体重減少を目標とするのではなく、妊娠中不足しがちな運動を補い筋肉を維持して健康を保つことを目標とするのがちょうど良いと思いますよ。